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生体信号が伝えるメッセージを読み解く

生体センシング技術と生体情報処理、生体情報を活用する社会制度の進歩は、ヒトの生体信号から様々なメッセージを読み取ることを可能にしています。
疾患の予後予測だけでなく、運転に対する年齢の影響や、熱中症の予兆を捉えることで、ヒトの命が守られます。女性性周期を同定したり、生体ビッグデータを解析していくことは、健康や生活品質の改善に役立ちます。
生体信号データが語る意外なメッセージを読み解いていくことが、私たちの研究です。

RESEARCH TOPICS

研究テーマ

  • 1. 既存の問題を解決する技術

    Keywords:Bio-signal processing, Bioinformatics, Biometrics, Automotive technology, Ergonomics, Affective engineering, etc.

    2012年4月、ツアーバス運転手の居眠り運転による交通事故で乗客7人が死亡し、大学生たちが犠牲になりました。2019年4月には、高齢者の運転する乗用車が暴走して交差点に進入し歩行者・自転車らを次々にはねて母子2人が死亡する事故が起こりました。
    交通事故は、突然に健常者の命を奪います。技術が引き起こす事故は、技術でしか解決できません。私たちは、ドライバーの眠気に特異的な生体信号の抽出や、高齢ドライバーの特性について、大切な命を守るために研究を続けています。

    Keywords:Screening, Wearable sensor, Pre-disease, Aging, Machine learning, Ambulatory big data, Biological rhythm, etc.

    健康であると考えられていた人が、突然に致死的心室性不整脈に見舞われ、脳に血液が循環せず死に至る疾患が心臓突然死です。不整脈により、心臓は正常に収縮することができなくなります。日本においては、年間6万人以上が心臓突然死で亡くなっています。不整脈は、心機能に影響する何らかの原因で脈のリズムが乱れる現象です。加齢によるものなど、心疾患とは関係のない不整脈もありますが、心室細動など命にかかわる危険なものは、突然死の直接の原因となります。また、心房細動は心房内血栓により脳塞栓を引き起こす原因になります。
    近年、 閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)が心房細動の再発と関連すること(Gami A et al, Circulation, 2004.)や心房細動が睡眠時無呼吸症候群(SAS)と共通する危険因子が多く存在すること(Tung P et al, J Atr Fibrillation, 2016.)が明らかになっています。2020年、私たちはウェアラブルセンサを用いた脈波信号の解析により、SAS(睡眠時無呼吸症候群)のスクリーニングに成功しました(Hayano J, Yuda E et al, PLOS ONE, 2020)。
    私たちは、心臓突然死の早期スクリーニングに向けて、生体信号処理とデータサイエンスを用いた研究と実用化に挑戦し続けています。

  • 2. 少しだけ世の中を楽しくする研究

    Keywords:Bio-medical big data analysis, Cardiac autonomic nerves, Physiological indicators, Optical stimulation, Telemedicine, Secure database, 1/f fluctuations, Biological measurement, etc.

    生体ゆらぎ現象の本質は何か、覚醒・リラックスを誘発する光刺激、可愛い外観の遠隔医療対話システム、発話と自律神経の関係、ヒトの情動の推定、女性性周期の同定、ウシの微睡など、私たちの研究は学際的に、多岐にわたります。サイエンスからテクノロジーまで、仮説駆動型研究からデータ駆動研究まで、ビッグデータ解析、機械学習など幅広い研究を送り出しています。

[ Research Achievement ]

https://sites.google.com/view/emi-yuda

工学の目指すところは、人類の幸福

工学は人類の幸福を目標とする学問で、なんらかの目的関数を最大化(最小化)することを目指すものです。これは、現象を記述して説明する体系を作る理学とは異なります。 私たちの研究グループは、生体信号処理と生体ビッグデータ解析を用いることで、ヒトの生体状態を推定するための有益な指標を構築したり、生体を計測して評価する手法について研究しています。
ヒトを理解するためには、ヒトから得られたデータを解析しなければなりません。非侵襲、非接触など負荷の少ない生体計測には、生体信号処理の技術と、生体信号解釈が必要です。
ウシやマウス、類人猿まで好奇心で多様な生体データ解析を行う私たちですが、社会に役に立つ研究は、ヒトのデータ計測から始まるものと考えています。

研究者・技術者を目指す女性に向けて

日本において、工学や情報科学などのテクノロジー分野の研究に従事する女性研究者の数は僅か数%です。他方で、看護学や栄養科学分野では女性研究者が多く、男性が選択しにくい状況にあると思います。
私たちは、ジェンダーに捉われないライフデザインを目指して、IEEE WIE*の活動に協力しています。情報工学の研究は、社会に役に立つ研究であり、企業の皆様に応援していただける分野です。やりがいを感じられると思っています。IEEE WIEは、参加無料のオンラインイベントも多くあります。年齢、性別に捉われず、どなたでもご参加できます。お気軽にご参加ください。

※IEEE WIE(Women in Engineering)とは、IEEE内のグループの1つで、 テクノロジー分野で活躍する女性技術者・研究者の自立と連携を支援しています。
https://www.ieee-jp.org/japancouncil/affinitygroup/WIE/jp/index_j.html

MEMBERS

Staff

[ PI ]

  • 湯田 恵美Assoc.Prof.Emi Yuda,D.Eng.,Ph.D.
  • 湯田 恵美

[ Lab Manager ]

  • 坂野 弘幸Dr. Hiroyuki Sakano,MBA.,Ph.D

[ Researcher ]

  • 金子 格Dr.Itaru Kaneko,Ph.D.
  • 吉田 豊Dr.Yutaka Yoshida, Ph.D

[ Visiting Researcher ]

  • 坂本 博明Hiroaki Sakamoto

[ Technical Staff ]

  • 樽澤 雄太Yuta Tarusawa
  • 西村 朝日Asahi Nishimura

Students

Support Staff

[ Accompanied URA ]

  • 松原 雄介 Asst. Prof. Yusuke Matsubara, Ph.D.

[ Collaborators ]

  • 酒井 正夫 Assoc. Prof. Masao Sakai, Ph.D
  • 吉澤 誠 Prof. Makoto Yoshizawa, Ph.D.
  • 早野 順一郎 Prof. Junichiro Hayano, MD, Ph.D.

[ Collaborative laboratory ]

  • 東北大学 サイバーサイエンスセンター 杉田研究室
  • 東北大学 工学研究科 高橋研究室
  • 東北大学 加齢医学研究所 杉浦研究室
  • 東北大学 未来科学技術共同研究センター 大野研究室
  • 東北大学 情報科学研究科 大林研究室
  • The University of Texas at Austin
  • Harvard Medical School
  • CHU Grenoble(Centre Hospitalier Universitaire de Grenoble)
  • 情報通信研究機構(NICT)
  • 国立情報学研究所(NII)
  • 産業技術総合研究所(AIST)
  • 岐阜メイツ睡眠クリニック
  • 医徳会 真壁病院

BIOGRAPHY

PI
湯田 恵美
Assoc. Prof. Emi Yuda, D.Eng., Ph.D.

湯田 恵美

東京都三鷹市出身.筑波大学大学院修了.博士(工学)[新潟大学].サンタモニカ大学コンピュータサイエンス専攻 リサーチアシスタント(2013-14年),名古屋市立大学大学院医学研究科 NEDOプロジェクト研究員(2015-2019年),東北大学大学院工学研究科 電気エネルギーシステム専攻 助教(2019-2020年),東北大学データ駆動科学・AI教育研究センター助教(2020-2023年)を経て,2023年より東北大学大学院情報科学研究科 准教授.東北大学 未踏スケールデータアナリティクスセンター,東北大学加齢医学研究所スマート・エイジング学際重点研究センター人間福祉工学研究部門などを兼務.
生体信号処理,生体ビッグデータ解析に関する研究に従事.IEEE Senior Member,情報処理学会シニア会員,自動車技術会(JSAE)シニアエンジニア.2020年,東北大学連携ビジネスインキュベータ(T-Biz)において株式会社ハートビートサイエンスラボを立ち上げ,技術顧問(CTO)に就任.2023年より東北大学スタートアップガレージ(TUSG)においてスターダムフロウ株式会社を設立し,代表取締役CTO.大学研究室で開発した技術の社会実装を通じて,社会問題の解決に取り組む.

Researcher
金子 格
Dr. Itaru Kaneko, Ph.D

金子 格

東京都三鷹市出身.早稲田大学電気工学科卒業.博士(情報科学)[早稲田大学].株式会社アスキーシステム開発部,アスキー未来研究所などを経て,2004年,東京工芸大学准教授,2018年,名古屋市立大学客員准教授.2021年より現職.パソコンOS,アプリケーション,LSI設計などを経て1990年よりMPEG標準化の策定でSC 29/WG11 オーディオ小委員会幹事,SC29/WG11システム小委員会主査等を歴任.空間オーディオ,分散セキュリティなど,幅広い関心分野を持つ.ACM,IEEE,AES,情報処理学会,音響学会会員.2015 2015年度 工業標準化事業表彰 産業技術環境局長表彰,2018年情報処理学会 FIT船井ベストペーパー賞,2019年 学会活動貢献賞, 2021年情報規格調査会 標準化功績賞受賞など,日本を代表する標準化政策研究の第一人者.

Researcher
吉田 豊
Dr.Yutaka Yoshida, Ph.D.

愛知県出身.愛知工業大学大学院修了.博士(経営情報科学).名古屋市立大学大学院芸術工学研究科 研究員,同医学研究科 研究員,愛知医科大学 非常勤講師などを経て,2022年より東北大学 データ駆動科学・AI教育研究センター 学術研究員(現職)および東北大学 加齢医学研究所 研究員(兼任).専門分野は生体医工学,人間工学,看護人間工学,感性工学など,主に心拍変動,脈拍変動,身体加速度を用いた自律神経活動の評価研究に従事.2005年自律神経学会論文賞,2007年自律神経学会論文賞など受賞多数.

Visiting Researcher
坂本 博明
Hiroaki Sakamoto

群馬県出身.1991年,ソニー板倉株式会社に入社. ソニーイーエムシーエス株式会社を経て, 2014年からVAIO株式会社に在籍.2022年より東北大学 データ駆動科学・AI教育研究センター 客員研究員を兼務.専門はインダストリアルエンジニアリング,労働衛生管理,混合生産方式,作業者の個人特性を活かした工程配置の適用研究など.現在は深部体温変動を作業者負荷の推定や疲労の客観的評価手法の研究に従事.産業保健人間工学会などに所属.

ACCESS

東北大学 大学院情報科学研究科

[ 所在地 ]

〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-3-09
https://www.is.tohoku.ac.jp/jp/introduction/access.html

[ 地下鉄からのアクセス ]

仙台駅から地下鉄東西線八木山動物公園方面「青葉山駅」降車
北1番・南1番出口から徒歩1分

  • [ 学生・研究生募集 ]

    学生(大学院 情報科学研究科)https://www.is.tohoku.ac.jp/jp/entrance/ 研究生https://www.is.tohoku.ac.jp/jp/entrance/researchstudent.html

  • [ 見学可能 ]

    オープンキャンパス以外の日程でも、研究室を見学することができます。大学行事や入試繁忙期等の都合により見学できない場合がありますので、事前に見学希望日時をご連絡ください。
    問い合わせ先:https://www.cds.tohoku.ac.jp/access-contact/

  • [ 研究テーマ ]

    生体信号処理、ビッグデータ解析、生体計測、生体医工学、生体情報学、人間工学、感性工学、健康科学、ヘルスプロモーション、情報セキュリティ、標準化技術など データサイエンスを中心とした分野横断的な学際研究を行なっています。

  • [ 共同研究 ]

    本学では産学連携の一環として、「企業と大学双方の相互尊重と対等性の原則」に基づき企業等との「共同研究」を積極的に行っております。https://www.rpip.tohoku.ac.jp/jp/information/kyodo_research/

  • [ 寄付のお願い ]

    学術研究や教育の充実・発展および大学の運営を支援するために、民間企業等や個人から寄附を受け入れる制度です。https://www.rpip.tohoku.ac.jp/jp/information/kihukin/

  • [ 講演依頼 ]

    教員・研究員への講演・非常勤講師の依頼は、こちらからお願いします。https://www.cds.tohoku.ac.jp/access-contact/

Subject Recruitment

現在被験者募集を行っている実験はありません。

Experimental Data

本研究室では、関連実験施設において収集・記録された「人を対象とする研究」を除く実験データの一部を研究者向けに提供します。データ提供システムが有効に活用されることにより、世界の研究者と議論を行う機会に繋がり、研究活動のグローバルな展開と国際共同研究の推進を図ります。実験データは、センター内にあるサーバーにフォーマットを統一して順次集約していきます。
お問合せについてはこちらからお願いします。
emi.yuda[at]cds.tohoku.ac.jp ※[at]は@に置き換えてください